猫の慢性腎臓病(CKD)ってどんな病気?答えは「腎臓の機能が徐々に低下していく病気」です。うちの15歳の茶トラ「タマ」もCKDと診断された時、私と同じように心配している飼い主さんは多いはず。実は7歳以上の猫の約30%がかかるといわれるほどポピュラーな病気で、早期発見と適切なケアで何年も普通の生活を送れるんですよ。この記事では、獣医師から教わった知識と、実際にタマと過ごしてきた経験を交えながら、CKDと向き合う方法をわかりやすく解説します。まず知っておいてほしいのは、CKD=すぐに安楽死が必要というわけではないということ。適切な治療と毎日の観察で、愛猫のQOL(生活の質)を維持することが大切なんです。
E.g. :猫の腹膜炎とは?症状と治療法を獣医が解説
腎臓は体のリサイクル工場みたいなもの。血液をろ過して必要なものは体に戻し、いらないものはおしっことして排出する大切な臓器なんです。
慢性腎臓病になると、このフィルター機能がうまく働かなくなります。老廃物が体にたまり、電解質のバランスが崩れ、おしっこの量が異常に増えたりするんです。最初は気づきにくいけど、トイレの砂の塊が増えたり、食欲が落ちたりしてきます。
うちの15歳の茶トラ「タマ」もCKDと診断された時、私すごく動揺しました。でも獣医さんが「すぐに安楽死を考える病気じゃない」って言ってくれてホッとしたんです。
例えばこんな症状が出たら要注意:
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IRIS(国際腎臓学会)の分類によると、猫の腎臓病は4段階に分かれます。下の表を見るとわかりやすいですよ。
| ステージ | 特徴 | 平均生存期間 |
|---|---|---|
| 1期 | 検査値は正常だが尿が薄い | 3年以上 |
| 2期 | 軽度の数値上昇 | 約3年 |
| 3期 | 中等度の症状 | 約2年 |
| 4期 | 重度の腎不全 | 1ヶ月程度 |
でもこれって絶対じゃないんです。うちのタマは3期と診断されてから2年半生きてます。獣医さんとしっかり相談して、希望を捨てないでくださいね。
「どうしてうちの子だけ?」って思うかもしれませんが、実は7歳以上の猫の3割がCKDになるって知ってましたか?
早期に見つけて適切な治療をすれば、普通の生活を何年も続けられるんです。タマの場合、毎日の皮下点滴が大変だけど、今でも窓辺で日向ぼっこするのが大好きですよ。
「この子はまだ幸せそう?」これが一番大切な質問です。私が獣医さんに教わった簡単なチェック方法を紹介しますね。
毎日カレンダーに点数をつけてみましょう:
1週間の平均が5点以下になったら、そろそろ考える時期かもしれません。でも、たまに悪い日があるのは当たり前ですよ。人間だって調子の悪い日ありますよね?
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「もう治療をやめてもいいのかな?」と迷った時、こんなサインがないか観察してみてください。
例えば:
逆に、たとえ薬を飲むのが嫌でも、その後でご褒美を喜んで食べるなら、まだ生きる意欲がある証拠です。うちのタマは薬の後必ずチキンをねだります(笑)
診断されたばかりなら、まずは症状を和らげる治療から始めます。点滴や腎臓病用の療法食、血圧の薬などで、進行を遅らせるんです。
これって大変そう?確かに最初は私も怖かったです。でも今では毎朝の点滴が日課になって、タマも「さあ始めるよ」って言うと自分からベッドに来ます。慣れれば意外とできるものです。
症状が進んできたら、痛みを取ることと快適に過ごせることを最優先にします。タマの場合、寒がりになったのでヒーターを買って、いつも温かい場所を作ってあげました。
「もう食べられないなら仕方ない」と思いがちですが、実は食欲不振にも対処法があります。うちでは獣医さんに吐き気止めをもらって、少量ずつ回数を増やして与えています。
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「いつがその時なのか」これは本当に難しい質問です。でも一つ言えるのは、愛猫が苦しんでいるのを見るより、少し早めに別れを選ぶ方が優しさだということ。
私の友人の猫は、最後の日まで家族と過ごし、おいしいものを食べて、温かい抱っこの中で眠るように旅立ちました。悲しいけれど、とても美しい別れ方だと思いませんか?
「先生、うちの子はどのくらい持つでしょうか?」これは誰もが聞きたい質問ですよね。でも実はもっと大切なことがあります。
例えば:
タマの獣医さんは「数値より猫ちゃんの様子を見て判断しましょう」ってよく言います。血液検査の数字だけに振り回されないでくださいね。
「もう限界かな」と思った時、こんなサービスがあるのを知っていますか?
・在宅往診で安楽死・ペット葬儀の相談・グリーフケア(悲しみのケア)
私もタマのために資料を集めています。悲しい準備のようですが、愛猫のためならできる限りのことをしてあげたいですよね。
最後に一つ。CKDと診断されても、すぐに悲観的にならないでください。適切なケアで、愛猫はまだまだ幸せな日々を過ごせます。私のタマがそうであるように。
実は水飲み場の設置場所がとっても重要って知ってましたか?猫はもともと水をあまり飲まない生き物ですが、食事場所から離れたところに水飲み場を置くと、自然と水分摂取量が増えるんです。
我が家ではキッチン、リビング、寝室の3ヶ所に水飲み場を設置しています。タマは特に寝室の陶器のボウルがお気に入りで、夜中でもゴクゴク飲む音が聞こえてきます。猫用の噴水式給水器も試したことがありますが、うちの子はびっくりして近寄らなくなっちゃいました(笑)
「療法食って本当に必要なの?」と思うかもしれませんが、市販のフードと療法食の違いは歴然です。例えばタンパク質の量を比較してみましょう。
| フードタイプ | タンパク質含有量 | リン含有量 |
|---|---|---|
| 一般成猫用 | 30-40% | 1.0-1.5% |
| 腎臓病用 | 20-25% | 0.3-0.6% |
最初は療法食を食べてくれなくて困りましたが、少しずつ混ぜたり、温めて香りを立たせたりするうちに慣れてきました。今では普通にぺろりと平らげますよ!
トイレ掃除の時におしっこの色や量をチェックする習慣をつけましょう。透明すぎるおしっこは薄すぎる証拠で、濃い黄色は脱水の可能性があります。
我が家では毎朝トイレを掃除する時に、砂の塊の大きさを確認しています。いつもより大きければ水分摂取量が増えた証拠。逆に小さければ要注意です。こんな簡単な習慣が、早期発見につながるんです。
「ちょっと痩せたかな?」と思った時には、すでに5%以上の体重減少があることがほとんど。猫の体重は1ヶ月に5%以上減ると危険信号です。
私は月に1回、タマを抱っこして体重計に乗り、自分の体重を引いて記録しています。スマホのメモ帳に日付と一緒に書き込むだけの簡単な方法ですが、これで微妙な変化にも気づけるようになりました。
「病気になったらおとなしくしてなきゃ」と思いがちですが、適度な運動はむしろ推奨されています。ただ、激しい動きは控えめに。
タマのお気に入りは、羽毛のついたゆっくり動くおもちゃ。若い頃みたいにジャンプはしませんが、座ったままパンチするのがマイブームです(笑)15分くらい遊んだら、必ず水飲み場に連れて行くのが我が家のルール。
多頭飼いの場合は特に、安心して食事や排泄ができる空間を作ってあげましょう。タマが診断された後、他の猫から隠れて食べられるように、高い場所に食事スペースを設けました。
病院通いがストレスになる子も多いですよね。我が家ではキャリーケースを常にリビングに出しておき、中にお気に入りのタオルを敷いています。時々おやつを入れて、キャリー=楽しい場所という認識を持たせるようにしています。
「もっと早く気づいてあげれば...」という後悔、よくわかります。私もタマが11歳の時の血液検査で初めて数値の異常を指摘された時、自分を責めました。
でも獣医さんに「猫は痛みを隠す生き物。気づいた時点でケアを始めれば十分」と言われて救われました。過去を悔やむより、今できることを精一杯やるのが一番です。
「一人で悩まないで」これが私からのアドバイス。SNSで#腎臓病猫 と検索すると、同じ境遇の飼い主さんがたくさんいます。
私もTwitterで皮下点滴のコツを教えてもらったり、食べてくれない療法食のアレンジ方法を聞いたりしました。みんな親身にアドバイスしてくれて、本当に助かりました。あなたもぜひ、勇気を出して発信してみてください。
「ステムセル治療って本当に効果あるの?」という疑問にお答えしましょう。実際に我が家のタマも、幹細胞治療を試したことがあります。
結果としては、数値の改善は見られませんでしたが、毛艶が良くなり活動的になりました。費用は1回5万円ほどで、効果には個体差が大きいようです。獣医師とよく相談してから検討するのがおすすめです。
アジアでは冬虫夏草や大黄といった漢方薬が使われることも。タマには獣医師監修の腎臓サポートサプリを与えています。
サプリを飲ませるコツは、少量のウェットフードに混ぜること。我が家ではチキン味のペースト状のおやつに混ぜて、毎朝与えています。味を覚えられないように、時々味を変えるのがポイントですよ!
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A: 慢性腎臓病の初期症状はとても分かりにくいんです。私もタマが「水を飲む量が増えたな」と気づいた時にはすでにステージ2でした。特に注意すべきサインは、トイレの回数が増える・尿の量が多い・毛づやが悪くなるなど。うちの場合は、いつもよりたくさん水を飲むようになったのが最初の変化でした。7歳以上の猫ちゃんを飼っているなら、定期的な健康診断が早期発見のカギです。血液検査と尿検査を年に1回は受けましょう。
A: 診断時のステージによって大きく変わります。うちのタマはステージ3で見つかりましたが、2年半経った今も元気に過ごしています。一般的には、ステージ1なら3年以上、ステージ2で約3年、ステージ3で2年程度、ステージ4だと1ヶ月程度と言われています。でもこれはあくまで目安で、適切な治療と飼い主さんのケア次第で大きく変わります。タマの通う病院には、ステージ4から1年半生きている子もいるそうですよ。
A: 毎日の観察とちょっとした工夫が大切です。まずは腎臓病用の療法食に切り替えましょう。うちでは獣医さんに勧められたウェットフードを少量ずつ4回に分けて与えています。あとは、新鮮な水をいつでも飲めるように何ヶ所かに水飲み場を設置。タマは点滴が必要なので、毎朝決まった時間に皮下輸液をしています。最初は怖かったですが、今ではお互いのルーティンになっています。
A: これは本当に難しい質問です。私も今から考えたくないですが、獣医さんから教わった判断基準を共有します。1週間の「幸せポイント」が5点以下になったら、そろそろ考える時期かもしれません。具体的には、大好きな食べ物に興味を示さない・一日中動かない・痛そうに鳴くことが増えたなど。でも、「少し早め」の決断が愛猫への最後の優しさになることもあります。タマの友達の飼い主さんは、苦しみ始める前に静かに看取る選択をしました。
A: 治療内容によって大きく異なりますが、初期の検査で2-3万円、毎月の通院と薬代で1-2万円程度が目安です。うちのタマの場合、最初の詳しい検査(血液・尿・超音波)で約3万円、その後は月1回の通院で1万円前後かかっています。皮下輸液のセットは初期投資で2万円ほどでした。ペット保険に加入していると負担が軽減されますので、若いうちからの加入がおすすめです。治療費が心配な方は、かかりつけの獣医さんと事前に相談しておくと安心ですよ。
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